企業が海外進出を行う際に、進出先の法律や制度に則って進めなければならないのは当然のことです。
しかし、公式なルールである法律や制度の他にも理解しなければならないことがあります。
それは「非公式な制度」とも言える、その国の文化です。
進出先でのビジネスの相手や現地法人が雇用する従業員にとって何が大切なのか、何を優先するのか。その価値観や常識の違いを理解する必要があります。
我々日本人は、その地理的・歴史的な特異性から、世界の中でも独自の文化を持った民族です。
よって進出先の国との文化の違いが大きい分、日本企業にとっての異文化理解は、海外進出の成否を分ける特に重要な問題と言えるでしょう。
当ワールドビジネス研究会異文化解分科会は、海外進出している、あるいは海外進出を検討している日本企業に役立てていただけることを目的として、各国がどのような文化を持っているのか、またその文化の違いはなぜ生じているのかについて研究を進めています。
その活動の成果である本サイトが、海外進出企業の皆様にとって、少しでもお役に立つことができれば幸いです。