この数年で急速に円安が進んだこともあり、中小企業にとっても海外市場への参入が着目されるようになりました。
海外への挑戦は、単に新たな市場でのビジネスチャンスを生み出すだけではありません。海外の海千山千の企業との競争にさらされることによって、企業の内的成長を促すことが出来ます。具体的には新たなビジネスアイデアやイノベーションが生まれたり、より多くのスループットを生み出すために改善による業務効率化が進むなどです。
また、海外との接点を持つ事で、従業員のモチベーション向上やスキルの向上にもつながります。
海外進出の方法にはいくつかの方法があります。
その中でも越境ECは最初の一歩を踏み出す意味では活用しやすいものです。
越境ECが使いやすい理由
海外進出の最初の一歩として越境ECが使いやすい理由には、下記のようなものがあります。
①比較的初期投資を押さえてスタートすることが出来ます。特に日本に拠点を持ちながら海外販売に取り組める点が大きいでしょう。
②インターネットを通して販売活動を行うため、デジタルマーケティング分析によって、海外顧客の自社への関心を定量的に図ることが出来ることです。
③越境ECを提供する大手のECプラットフォーマーを利用することで、彼らの物流網や決済ツールを利用できることです。大手のインフラを活用することで、費用を押さえたり、安全性を担保することが可能になります。
④電子決済を利用できることで、売上債権の回収などの手間や不安を軽減することが出来ます。
このような理由から、海外への本格進出の前に、テストマーケティングとして越境ECを活用される事業者様も多くいらっしゃいます。
海外販売は、中小企業にとって大きなチャンスとなるだけでなく、企業の成長や従業員のモチベーション向上、そしてイノベーション促進にもつながります。越境ECを活用することで、海外販売のメリットを最大限に活用し、グローバル市場での成功を目指しましょう。